私の母親が定年退職をしました

母親は小学校の先生でした
共働きで、家事ができない母親

通知表つけたり、○付けたり、よくしていました

私はいろいろ大変な子どもだったと思います
ガサツで男の子みたいで本当に厄介だったはずです

プリクラが撮りたいだけで、大金を強請る
お洋服が欲しくて大金を強請る
反抗しっぱなしで、手を出してしまったこともありました…
ある時はお弁当をひっくり返して捨てたりもしました

体調崩したり、辛くて仕事に行きたくなかった事も沢山あったと思います

私には、やりたいことを、いつもやりたいだけやらせてくれました
多くは喋らないけど、いつもどんっと父親のように
構えてくれていました

ピアノがやりたい、習字がやりたい、
塾に行きたい、家庭教師が欲しい、
楽じゃなかったろうけど、
なんでも『いいよ、やってみなさい』と言ってくれました

今私は24歳です
今があるのは本当に母親のお陰なんだなあと、
年々ものすごく思うようになりました

母親は本当に自分の事は二の次三の次な人です
自分のものなんかなんにも欲しがりません

全部私たちのためにやってくれていました

本当に年をとったなと思います
化粧なんかしていなくて、
体もどんどん小さくなっていくし、
シワも増えていました
肩も小さくなってました

母親にこれだけ愛情をいっぱい与えてもらえて、
私は幸せでした

私にも今年新たな目標が出来ました
母親にはこれからは楽しい人生を送ってもらいたいです

私も母親のように、立派になれるのでしょうか
なりたいです
私はまだ社会人5年目です
母親からみれば、ミジンコです
わたしの5年間にもいっぱい辛いことがありました

同じように母親にもあったのだ、と思うと
母親はそれをどこで解消していたのか分かりません
全部一人で解決していたのでしょうか

私は母親をスウェーデンとノルウェーに連れて行ってあげたいです
この国の教育を見てみたい　そうです
母親らしいです

母親がこうしたい、とか、ああしたい　とか
よく考えるとほとんど聞いたことがありませんでした

母親も若くはないので、
できるだけ早く、いろいろしてあげたいです

お母さん、38年間おつかれさまでした